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2017年05月09日ブログ
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我々はいったい「何屋さん」なのか? 職業を一言で言い表せない悩みについて。

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たとえばWebサイトのユーザー登録やショッピング時の会員登録の際などに記入するフォームに「職業」という欄があります。この記入の際にふとペンが止まることがありませんか?

 

単に「会社員」くらいで簡単に済めば話は早いのですが、これが「業種」にはじまり、さらに「分類」だの「職種」だの「役職」だのという細かい点まで記入しなければ先に進めないとなると、とたんに「・・・・」って考え込んでしまう。

 

この手のフォームでは、我々の仕事の場合だいたい大分類では「サービス業」しか選択肢がないのですが、問題はそのあとの分類。

 

よくあるのは「マスコミ・広告」ですね。おいおいマスコミと広告を一緒にするなよ、と突っ込みを入れたくなるのですが、実際のところ最もよくあるカテゴライズの仕方です。「マスコミ」っていうと、一般的にはテレビ局とか新聞社とか出版社とかラジオ局のいわゆる4大マスメディアを想像してしまうのは僕だけではないと思います。これと「広告」を一緒にカテゴライズしてしまうのは、おそらく4大マスメディアと大手総合広告代理店がズブズブの関係で日本の広告業界を牛耳っていた一昔前の時代の名残ではないでしょうか。

 

このあたりのカテゴライズの仕方に疑問を持っている方もちらほらいるようで、最近ではマスコミと広告を分けているものも見かけるようになりました。

 

ところがそれで問題が解決したわけではありません。「広告」「デザイン」「情報通信」という分類があって、「広告」は主にメディアバイングやプロモーションを行なう広告代理店を指しているものと思われ、「デザイン」はグラフィックデザインやスペースデザインやプロダクトデザインなども含まれていたりして、さらに「情報通信」の中にはインターネット関連のサービスやWeb・映像などの各種コンテンツ制作が含まれていたりします。当社のようにメディアプランニングからプロモーション企画・制作、デザイン、各種コンテンツ制作までやるという会社は、いったいどれを選べばいいというのでしょうか?

 

まだまだ問題はこれだけでは終わりません。

 

さらに「職種」を選ぶ欄では「企画・マーケティング」「クリエイティブ」「Web・インターネット」が別々にカテゴライズされていたりして、僕みたいに統合コミュニケーション領域でプランニングからクリエイティブまで手がけるとなると、先述の3つのどれかからひとつだけを選ぶというのはとても難しい。

 

こうなるともうユーザー登録作業の途中で、あぁもう面倒くさいなぁもういいやって心が折れてしまうと同時に、「自分がいったい何屋なのかよくわからない」というジレンマにも陥ってしまい、空を見上げて途方に暮れてしまうことになります。

 

こういう悩みをお持ちの方は、たぶん僕だけではないと思うのです。おそらく当社と同じような業態の会社の方や、僕と同じような職域でお仕事をされている方は、みな同じように感じていらっしゃるのではないでしょうか?

 

たぶん問題解決のための答えはシンプルです。業種や職種選択の欄を「複数選択可」にしていただければ済む話。

なぜどこのユーザー情報登録フォームも、そのようになっていないのでしょうか?

 

フォーム設計に携わる皆さん、ぜひ「複数選択可」をご検討ください。

宮内 尚弥投稿者 

宮内ナオヤです。プランニングとクリエイティブディレクションを担当。得意はコンセプトメイキングと、愛と情熱にあふれたプレゼンテーション。標準語、関西弁、中国語を操るトリリンガル。好きなコト&モノ:スキー、登山、カメラ、自転車、温泉巡り、鉄道、キーボード演奏、ファンクミュージック、スイーツ、白米。

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