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2016年03月03日ブログ
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マクドナルドの挑発に、粋なクリエイティブで応えたバーガーキングの動画コンテンツが秀逸だった件。

マックVSバーキン

少し前に話題になったフランスの広告。

 

マクドナルドがライバルのバーガーキングに対して展開した挑発的な比較広告で、フランスの田舎の道路沿いに最寄のバーガーキングまでの恐ろしく長い道のり(なんと258km)を示す案内看板を設置し、そのとなりに最寄のマクドナルドならすぐそばにある(たったの5km)ことを示す案内看板を実際に設置して比較したもので、これによって「いかにマクドナルドが便利であるか」「マクドナルドであればいつでもすぐに食べることができる」というメッセージを訴求したものです。その動画がこれ。

 

マクドナルドバーガーキング4バーガーキング5

 

日本ではなかなか考えられないクリエイティブで、下手したら訴訟とかにもなりかねないようなネタですね。よくバーガーキングは黙ってるなぁと思ってたら、なんとこの話には続きがありました。バーガーキングは、やはり広告コンテンツで応戦を展開したのです。その動画がこれ。

 

バーガーキング6

 

 

実はマクドナルドが先に公開した動画をそっくりそのまま使い、そのあとに更なる「続きのストーリー」を足して展開しているのです。

 

そのストーリーはなんと、マクドナルドの動画で登場したカップルをそのまま登場させ、彼らは看板の案内を見てまず最寄のマクドナルドのドライブスルーに立ち寄り、コーヒーを注文。店員から「サイズは?」と聞かれると「大きいのを」と応え「これから道のりが長いので」と続けます。

 

バーガーキング3

 

そして走り去る車の風景をバックに「ワッパー(バーガーキングの看板ハンバーガー)まであと253km」「便利なマクドナルド、ありがとう」の文字。

 

バーガーキング1

バーガーキング2

 

いやぁ、お見事です。おいしいバーガーキングのハンバーガーを食べるためなら長い道のりなんて全然気にならないし、そのためにマクドナルドのコーヒーが便利だからどうぞ、という実にキレイな切り返し。相手の挑発に更なる挑発で返す、というようなヤボな応戦ではなく、フランスならではのウィットに富んだ粋なコンテンツを制作してマクドナルドの挑発をするりと交わしたわけなのですね。

 

同じ広告クリエイターとしては、もう嫉妬ものの展開。こういうクリエイティブが許容される懐の大きな社会環境を実にうらやましくも思うわけですが、反面、マクドナルド側が制作したコンテンツの著作権やら登場するモデルの競合排除の問題などはどうなっているんだろう?などといった現実的な点が非常に気にはなります。一体どう処理しているんでしょうね?

 

まぁ、そんな細かいところばかりを気にしてしまうのが、日本人の悲しい性かもしれませんね(笑)。

 

 

宮内 尚弥投稿者 

宮内ナオヤです。プランニングとクリエイティブディレクションを担当。得意はコンセプトメイキングと、愛と情熱にあふれたプレゼンテーション。標準語、関西弁、中国語を操るトリリンガル。好きなコト&モノ:スキー、登山、カメラ、自転車、温泉巡り、鉄道、キーボード演奏、ファンクミュージック、スイーツ、白米。

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