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2015年10月05日ブログ
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インバウンド・マーケティングを支援する画期的な分析ツール「inbound insight」をご存知ですか?

インバウンドインサイト

いま、中国は国慶節という建国記念日にあたる祝日とそれにともなう大型連休の真っただ中で、この休暇を利用して40万人の中国人が訪日旅行に訪れているそうです。

 

前回の春節(旧正月)休暇に日本を訪れた中国人旅行客は45万人で消費総額は約60億元(約1140億円)だったので、今回の国慶節休暇中の経済効果もほぼ同レベルに達しそうな勢いです。

 

ステレオタイプな言い方をすれば、いわゆる「爆買い」ですね。

 

今年の流行語大賞の候補にも恐らく十中八九ノミネートされるであろうキーワードですが、もちろん中国人訪日旅行客がすべて「爆買い」のためにやって来ているのかというとそんなことは全くないわけでして、パッケージツアーではなくFIT(海外個人旅行)で来ているリピーターやベテラントラベラーになると、いわゆる「爆買い」とは無縁の行動パターンで旅を楽しんでいる方も多いことは事実です。

 

ただ中国人訪日旅行客の大半を占めているのは団体のパッケージツアー客であり、且つ恐らく彼らのほとんどが訪日旅行ビギナーの方で、そういう方々がこぞって「爆買い」をしていらっしゃるというのが構造だと思われます。

 

さて、そんな旺盛な購買意欲を持つ中国人訪日旅行客をターゲットとしたビジネスーーーいわゆるインバウンド・ビジネスも昨年あたりから活況を呈しているわけですが、あれだけたくさんの人々が来日している割には、日本人はなかなか彼らの動向をうまく把握できていないようで、貸切バスの軍団でどーんと乗り付けてうわーっと量販店や百貨店に押し寄せて、ぐわーっと片っ端から爆買いしてさーっと引き上げていく、みたいなぼんやりとした輪郭のようなものは見えてはいても、個々人の行動パターンまでは恐らくほとんどの日本人には見えていないと思います。

 

ところがそんな状況に光を当てる画期的なサービスが登場しました。

 

題して「inbound insight」というツールで、これはSNSへの投稿データを元に中国人訪日旅行客の動向をWEBの地図上で可視化する画期的な分析ツールです。

 

中国でもSNSはネットコミュニケーションの代表的な地位を占めてはいますが、ご存知の方も多いと思いますが中国では国家政策として「金盾(グレートファイヤーウォール)」と呼ばれる大規模なネット検閲システムがあり、「Facebook」や「Twitter」「Youtube」などには表向きアクセスできません(それでもまぁ、ITリテラシーのある人はVPNなどの裏導線を駆使してアクセスしていますが)。そのかわりにマイクロブログでいえば「微博」や、メッセンジャーアプリでいえば「微信」が、動画配信サービスでいえば「優酷」が、それぞれ「Facebook」「Twitter」「Youtube」の代わりとして存在・普及しています。但し代わりとはいったって中国はネットユーザーの人口が6.5億人、スマホユーザー数は4億人を超える世界最大のインターネット大国であり、たとえば「微博」の個人アカウント数は5.6億人、月間アクティブユーザーは2.12億人を数え、「微信」にいたっては個人アカウント数は11億人(中国以外を含む)、月間アクティブユーザーは4.4億人、「優酷」の一日の閲覧数は5億人にものぼるという凄まじい状況です。

 

「inbound insight」は、取り急ぎ「微博」(新浪微博)と「Twitter」を解析対象SNSとしてスタートしています。中国でアクセス制限されているTwitterを対象としているのはいささか疑問ですが、解析対象国家として中国以外に香港、台湾、韓国、タイが含まれているので、なるほどという感じです。恐らく(想像ですが)近い将来「微信」も解析対象として付け加えられるのではないかと思います(そうでないと中国人の行動解析ツールとしては成り立たない)。

 

このサービスには2種類のプランがあり、無料プランでは地図上でのヒートマップ表示、人気エリアランキング表示、行動データのグラフ化などの表示が可能で、さらに月額10万円のPROでは、さらに地図上での行動ルート表示、国籍判定(中国・香港・台湾・韓国・タイ)、性別判定(中国・台湾・香港)、ポイントデータ表示、クチコミ詳細内容表示、投稿写真表示の機能も提供されます。またさらに高度な解析データ購入プランでは、必要な期間の解析結果を、投稿日時、緯度経度、都道府県、市区町村、町丁目番地、番地、プレイス名、ユーザID、性別、推定国籍、投稿テキスト、投稿画像 URL といった項目で CSV 形式で提供することもできるそうです(30日間50万円〜)。

 

ちなみに無料プランの解析データ画面はこんな感じ。

インバウドインサイト−2

銀座

インバウンドインサイト銀座

浦安

インバウンドインサイト浦安

新宿

インバウンド員サイト新宿

首都圏

インバウンドインサイト首都圏

いかがでしょう?

本格的にインバウンド・マーケティング・ビジネスに活用するならともかく、気軽に訪日外国人の動向を知りたいだけなら、先述の無料プランだけで十分なので、ご興味の有る方はぜひアクセスしてみてください。

 

<inbound insight公式サイト>

http://inbound.nightley.jp/

 

宮内 尚弥投稿者 

宮内ナオヤです。プランニングとクリエイティブディレクションを担当。得意はコンセプトメイキングと、愛と情熱にあふれたプレゼンテーション。標準語、関西弁、中国語を操るトリリンガル。好きなコト&モノ:スキー、登山、カメラ、自転車、温泉巡り、鉄道、キーボード演奏、ファンクミュージック、スイーツ、白米。

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