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2015年08月20日ブログ
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仕事が機械に奪われる?機械化されそうな仕事ランキングのインパクト。

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週刊ダイヤモンド8/22号に掲載された記事が話題を呼んでいます。

 

情報技術の革新により、職業や仕事のあり方が大きく変化しているという切り口で、「近い将来、機械化される可能性が高い職業」のランキングを発表したのです。

 

元になっているのは、2013年に英国オックスフォード大学が発表した「米国の702の職業別に機械化される確率」を示した論文。この内容をもとに、米国の職業別就業人口と平均年収から労働市場を出し、同論文を基に機械が代替する確率を掛け合わせ、「機械による代替市場規模」を算出。労働市場の大きなところほど企業が参入しやすく機械化が進むと考え、計300兆円に上る市場から職業・仕事別のランキングを示したものとされています。

 

その表はこちら。

ダイヤモンドオンライン

http://diamond.jp/articles/-/76895?page=2

 

 

これまでも人間は、テクノロジーの進化や社会の発展の過程で様々な職業を機械化させてきました。駅の切符売場や改札口などはその代表的な例ですが、これからも機械化の領域はますます拡大の一途を辿り、従来は想像できなかった仕事まで機械化が進む可能性が高まってゆくということなのですね。これはかなりインパクトがあります。

 

まず第1位は小売店販売員。第4位のセールスマンなども含め、今後小売の現場はますますネットに移行していくことを考えるとたしかに「モノを売る仕事」というのはどんどん人の手から離れていくのかももしれませんね。接客係やカウンター業務、案内係、窓口係、サポートデスクなどの「カスタマーサービス系」の職業も、すでに大半が機械化されつつあります。レジ打ちや箱詰めや積み降ろしなどの作業員をはじめ、食器洗い作業者、郵便集配取り扱い作業員などの比較的単純作業系の職業も、機械化が進むのはなんとなく理解はできます。秘書や事務系の仕事も、どんどんコンピュータのアプリケーションソフトに取って代わられてゆくのでしょう。

 

10位の大型トラック・ローリー車の運転手をはじめ、12位の乗用車・タクシー・バンの運転手、39位のバスの運転手などの「運転手系」が50位以内にかなり挙げられているのは、「そっか、もうそんな時代が目の前に来てるんだ」って考えさせられますね。すでに自動車の自動運転技術の実用化がはじまっていますが、そうはいっても公共の乗り物についてはヒトの手でちゃんと管理してほしいなぁと思うのは、考え方が古いのでしょうか。

 

個人的には、34位の庭師・園芸作業者や、37位の大工・建具職人、46位の料理人などの「職人系」の仕事に関しては、これは機械化が進んでほしくないような気もします。こういう世界ってやっぱりきちんと修行を積んだ尊敬できる熟練の職人さんが、技を伝承してゆくという図式や物語があってはじめて、信頼感や安心感、ブランド力などにつながってゆくのではないかと思うんですよね。それがすべて機械化されちゃったら、まぁ、品質の安定性は担保できるのかもしれませんが、奥深い「ブランド」のようなものが全くなくなっちゃう気がします。

 

ところで、我々の業界では21位に「広告・市場調査の専門職」というのがランキングされています。たしかにリサーチや分析などの作業はアドテクノロジーの進化と共にすでにかなり自動化されていますので、その通りだなと思いますが、プランニングやクリエイティブなどの「創造系」の専門職は、おかげさまでまだ機械に奪われることはなさそうです。

 

オックスフォード大学の論文では「今後10~20年で47%の仕事が機械に取って代わられる高いリスクがある」と予測しており、「近い将来、とりわけ創造性と社会的知能にかかわる仕事においては自動化の恐れがないと確認している」と述べています。今回のダイヤモンドの記事でも未来を生きる子供たちに対して「機械にはできない仕事に就けるような視点での教育」の必要性を説いています。いま現在、すでに社会で働いている僕たちの世代はらまぁいいとして、これから大人になってゆく子供たちは大変ですね。

 

でもこういう研究などを読むと、人間というのは進化の過程で自らが自らの首を絞め続けているような気がしないでもないですね。因果なものです。

宮内 尚弥投稿者 

宮内ナオヤです。プランニングとクリエイティブディレクションを担当。得意はコンセプトメイキングと、愛と情熱にあふれたプレゼンテーション。標準語、関西弁、中国語を操るトリリンガル。好きなコト&モノ:スキー、登山、カメラ、自転車、温泉巡り、鉄道、キーボード演奏、ファンクミュージック、スイーツ、白米。

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