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2015年08月08日ブログ
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立秋を迎えて思ったこと。体感的な季節感にリンクしている「旧暦」は新しいビジネスチャンスを生み出すヒントになるということ。

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今日8月8日は「立秋」。「暦の上では今日から秋です」などという言い方をしますね。

 

でも8月の、しかもお盆前のこのくそ暑い時期に「今日から秋ですね」などと言われてもいまひとつピンときません。「まだ8月に入ったばっかりで夏真っ盛りじゃないか。そもそもこの“暦”ってなんだ?カレンダーと違うのか?」などという素朴な疑問がふつふつと湧いてきます。

 

「暦」とは、おおざっぱに言ってしまえば「時の流れを年・月・週・日の単位で区切り、わかりやすくした体系」のことであり、古来から世界中で様々な方法による暦が考案されてきましたが、大別すると

  • 太陽暦(太陽の動きを基準にしたもの)
  • 太陰太陽暦(月の満ち欠けを基準に、太陽の動きを加味したもの)
  • 太陰暦(月の満ち欠けを基準にしたもの)

の3種類に分けられるそうです。

 

現在私たちが日常的に使っているカレンダーは「グレゴリオ暦」と呼ばれるもので、これは「太陽暦」のひとつであり、現代ではこの暦がグローバルスタンダードになっています。

 

では冒頭の「暦の上では・・・」というくだりの「暦」とはいったい何を基準にしておるのだ?ということになりますが、これはグレゴリオ暦が導入される以前に日本で古来から使われてきた「太陰太陽暦」———すなわち「旧暦」のことを指しているのです。

 

では我が国で用いられてきた旧暦(太陰太陽暦)の詳細については、きちんと説明すると面倒くさいので(笑)下記を参照していただくとして(笑)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A7%E6%9A%A6

 

上記の解説でも触れているとおり、日本では明治5年12月2日までは「旧暦」が使われてきましたが、翌日の12月3日をもって「グレゴリオ暦」———すなわち「新暦」の明治6年1月1日と改訂されたそうです。

 

まぁ、ここで言いたいのはこのような「旧暦とは何ぞや」という話ではなくて、旧暦って不思議なことに、きちんと体感的な季節感とリンクしていることが多い、ということです。

 

たとえば、昨日まで記録的な猛暑日が連日続いた今年の夏ですが、今日8月8日———すなわち旧暦の立秋を迎えたとたん、東京の気温はぐんと下がって若干涼しい風が吹きましたよね。思わず膝を打って「おぉ、やっぱり旧暦偉大なり!」とつぶやきました。これって別に今日の立秋に限ったことではなく、立冬・立春・立夏・冬至・夏至など、誰もがよく耳にしたことのある旧暦の「二十四節気」それぞれに「なるほど」と感じることは多く、つまり新暦のカレンダー上の日付や季節がどうであれ、実際の体感的な季節感は「旧暦」に照らした方がしっくりくることがある、ということなのです。

 

私たちはすっかり「新暦」のカレンダーに慣れてしまっていますが、実は東南アジアや東アジアに目を向けてみると、どこの国でもまだまだ「旧暦」の習慣が日常生活に色濃く残っている国が多く(特に旧正月など)、日常生活がほぼ完全に新暦で動いているのは日本くらいではないでしょうか?(日本でも祭祀などでは旧暦を基準にした習慣が生きていることもありますが)

 

今世紀に入って以降、世代を超えて様々な日本の伝統的な文化が再評価される傾向が続いていますが、実はその延長で「旧暦」にももういちど光を当ててみてはどうかと思っています。マーケティング上で考えてみても、旧暦を基準にしたコミュニケーション戦略などを今よりももっと積極的に推進することで、新たなライフスタイルを提案したり、新たな市場機会を創出したりと、ビジネスチャンスにつなげることができるのではないでしょうか。

 

さて、立秋の今日、東京ではちょうど「東京湾大花火大会」が開催されました。日中の気温は30℃を超えていたものの日差しはそれほど強くなく、夕方からは涼しい風も吹き心地よい花火日和と相成ったせいか、街中も電車の中も花火見物らしき浴衣姿の方々であふれていました。今日が立秋だと認知していた人がどれくらいいたかは知り得ませんが、旧暦のいわれなどに想いを巡らせつつこれらの人々を眺めながら、「立秋と花火と浴衣姿の組み合わせはこれはこれでなかなか風情があるなぁ」と、しみじみと思った1日でした。

宮内 尚弥投稿者 

宮内ナオヤです。プランニングとクリエイティブディレクションを担当。得意はコンセプトメイキングと、愛と情熱にあふれたプレゼンテーション。標準語、関西弁、中国語を操るトリリンガル。好きなコト&モノ:スキー、登山、カメラ、自転車、温泉巡り、鉄道、キーボード演奏、ファンクミュージック、スイーツ、白米。

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