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2015年08月03日ブログ
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浴衣の普及はニッポンのブランディングにつながる?

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今年の夏前くらいから、「アース渦巻香」のCMに出演している神田沙也加さんが着ている浴衣のブランドが話題になっていますね。

 

「ドゥーブルメゾン」というブランドで、「森ガール」をはじめとする元祖ガーリースタイルの先駆者で知られる、大森佑子さんというスタイリストさんがディレクションしていらっしゃるブランドです。決して派手過ぎず、ほんのりと和の上品さと可愛らしさを併せ持つデザインで、若い女性を中心にずいぶん人気があるようです。

http://www.doublemaison.com/letter/20150618-8195/

(こちらで例のCMも見れます)

 

可愛いデザインですね。花火大会デートに、ガールフレンドにこんな浴衣で来られた日には、すっかりやられちゃって花火どころではなくなってしまいそうです。

 

一昔前に比べると夏に浴衣を着る方が随分増えましたが、特に男子の浴衣率が格段に増えましたね。夏祭りや花火大会がある日には、浴衣姿の若いカップルを大勢見かけるようになりました。男子はハットやメガネなどの小物をうまくあしらったレトロモダンな雰囲気がトレンドのようで、なかなか小粋に着こなしている若い男子もたくさんいますね。

 

浴衣の起源は平安時代にまで遡るらしく、当時のお風呂(現代のように湯船につかるスタイルではなく蒸気を全身に浴びるサウナのようなものだったそうです)に行く際に着ていった着物が湯帷子(ゆかたびら)と呼ばれるもので、それが今の浴衣につながっているそうです。なるほど、浴衣の起源はお風呂だったのですね。今でも温泉旅館に浴衣が配されているのはそういう歴史に由来するのでしょう。

 

これを夏祭りなどに着るようになったきっかけは江戸時代の頃のようで、以来日本人の夏の風物詩として生活の中にとけ込んでいった浴衣ですが、一時期、1970年代以降あたりから着物全体が日本人の日常生活から姿を消していったのとあわせて、夏の浴衣姿も少なくなった時期が続きました。

 

現在につながる浴衣ブームが再熱したのは、2000年以降くらいから訪れた和物ブームがきっかけだったように思います。その頃にはたしか、ギャルたちの間でえらく裾の短い「ミニ浴衣」なるものが流行ったこともありましたが、さすがに昨今は見かけなくなりましたね。今はああいった単に奇をてらった方向ではなく、全体としてもっと本格的で上品な志向でありながら、素材や柄などで新しい方向を模索したりしているようです。

 

そんなこんなで、浴衣姿の若いカップルが増えていますが、これはとてもいい傾向だと思っています。世界屈指の先進国で、古来からの伝統的な衣装が今日の日常生活にも自然に根付いている例は、実はそんなにないんじゃないでしょうか? 近年、日本を訪れる外国人旅行者の数が急増していますが、彼らの目から見ても、そういう光景はきっととても魅力的に映るのではないかと思ったりするのです。そしてそんな風景は、きっとこの国全体のブランディングに際して、きっと大きな役割を果たしていくのではないだろうか、と。なので、ぜひ一時のブームで終わらずに、浴衣や着物がこれからもずっと生活に一部に根付いていくといいなぁ、と素直に思ったりする今日この頃です。

 

ちなみに昨年から今年にかけての浴衣のトレンドは「ボタニカル柄」というデザインだそうです。「ボタニカル」とは「植物的な」という意味で、草木や花、木の実などをあしらった柄を指し、一般的なファッションや水着、ネイルなどのデザインで人気ですが、浴衣のデザインにもこのトレンドが取り入れられていて、ナチュラル志向の女性たちに広く愛されているのだそうです。

http://by-s.me/article/175745733712697946

 

世の男子諸君、覚えておきましょう。今年の女子の浴衣のトレンドは「ボタニカル」ですよ。

 

宮内 尚弥投稿者 

宮内ナオヤです。プランニングとクリエイティブディレクションを担当。得意はコンセプトメイキングと、愛と情熱にあふれたプレゼンテーション。標準語、関西弁、中国語を操るトリリンガル。好きなコト&モノ:スキー、登山、カメラ、自転車、温泉巡り、鉄道、キーボード演奏、ファンクミュージック、スイーツ、白米。

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