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2015年07月27日ブログ
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生活者の意識と行動にギャップがある熱中症対策。飲料市場拡大のカギは「おいしさ」と「楽しさ」。

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(前回の続き)

 

熱中症という現象がこれだけ一般化し、問題視されてくると、当然そこには課題解決という消費者ニーズが現れるわけで、そうするとその課題解決のために商品群やサービス群も登場する。かくしてそこには「熱中症対策商品市場」という新たなマーケットが確立されるに至るわけです。

 

というわけでご存知の通り、すでに世の中には様々な「熱中症対策商品」が存在し、街中からネットにいたるまで、様々な販売チャネルにありとあらゆるグッズやサービスが溢れかえっていますが、中でも最も身近な熱中症対策商品が「飲料」ではないかと思います。

 

飲料関連市場においては、2013年くらいからそれまでのスポーツドリンクに代表される機能性飲料に加えて、キリンビバレッジの「ソルティライチ」やサントリーの「グリーン ダ・カ・ラ」、アサヒ飲料の「カルピスオアシス」など、塩分補給を目的とした新しい風味の清涼飲料が次々と発売され、新たに「熱中症対策飲料」というカテゴリーが確立されたのは記憶に新しいところです。この年は、実は熱中症の救急搬送患者が過去最高を記録したこともあり、また「熱中症対策」表示のガイドラインが策定されたりして、飲料各社とも熱中症対策飲料の売上も一気に増大した年でした。

 

ところで、昨今の調査では8割以上の人々が「熱中症対策は必要」と思っていながら、一方で役4割の人々が「対策はしていない」と回答しているようで、なかなか生活者の意識と行動にはまだギャップもあるようです。また対策をしていると答えた人でも「水分補給をまめにしている」人は9割以上に達していますが、「塩分を積極的に摂取する」と答えた人は6割にとどまっていることからも、熱中症対策にとって重要な「塩分補給」がまだまだ浸透していないことも伺えます。ということは、このカテゴリーの飲料の市場は、生活者の意識改革次第でまだまだ拡大の余地はあるということが伺えます。

 

<熱中症に対する意識調査(キリンビバレッジ)>

http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000013612.html

 

また同調査の結果では、熱中症対策食品や飲料に対する生活者の要望や欲求として、機能性や価格といった実利面だけにとどまらず、「おいしさ」や「楽しさ」といった面が大きく期待されていることも明らかになっています。なるほど、熱中症対策の具体的な行動の浸透のカギは、このあたりにヒントがありそうな気もします。

 

さて、というわけで連日猛暑が続いている今年の夏。皆さんの熱中症対策はいかがでしょうか?

 

 

宮内 尚弥投稿者 

宮内ナオヤです。プランニングとクリエイティブディレクションを担当。得意はコンセプトメイキングと、愛と情熱にあふれたプレゼンテーション。標準語、関西弁、中国語を操るトリリンガル。好きなコト&モノ:スキー、登山、カメラ、自転車、温泉巡り、鉄道、キーボード演奏、ファンクミュージック、スイーツ、白米。

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