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2015年07月20日ブログ
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デザインの本質とは、表現作業から離れることにあり。

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言葉の意味を考えるとき、我々は語源を辿ってその意味の原点から探ることはよくあります。

 

たとえば我々のビジネスにおいて不可欠な「デザイン」という言葉。

 

デザインという言葉の語源については、すでに様々なところで語り尽くされていて、ネットで「デザイン」「語源」で検索すると実に多くの解説に出会えます。

 

何を今さらながらという感もしますが、いちおうおさらいしておくと、デザインの語源はラテン語のdesignareで「計画を記号に表す」というような意味になるそうです。このラテン語の「designare」は分解すると「de+signare」になり、前置詞「de」は「〜から、〜から下に、〜について、〜に従って」などという意味で、「signare」は「印を付ける」という意味らしいです。

 

しかし、僕はどうもこの語源にしっくりときていません。

 

デザインの意味を考えるとき、ラテン語ではなく英語の「design」で読み解く方が、なぜかしっくりくるような気がしてなりません。

 

すなわち「de+sign」。

 

英語の「de」は強調の意味もありますが、どちらかというと分離や除去、否定などの意味のほうが強い気がします。

 

そうすると、デザインとは「de+sign=記号的なものからの離脱」。

 

現代におけるデザインという作業の守備範囲や意味などを考えた場合、この解釈のほうがしっくりきますね。デザインとは表層的な表現作業にととまらず、むしろ表層的な表現からどんどん離れて飛翔し、俯瞰的な視点で課題解決につなげることが必要。私たちが常に標榜する「コミュニケーション・デザイン」とは、まさにそういう意味だと思います。

 

なんていうことをつらつらと考えつつ、ためしにネットで検索を続けていると、何とまったく同じような見解をみつけました。

 

「デザインを英語で記せばde-sign。つまり、サインを記すということなんです。ただ僕は、記号的な美しさ(sign)から離れて(de)課題を解決することこそ、これからのデザインに求められているように思うのです」

 

地域が抱える課題を、地域に住む人々が解決するコミュニティデザインの第一人者、山崎亮氏の言葉です。

引用元:http://www.asahi.com/eco/column/happiness/TKY201207180337.html

 

デザインという言葉の守備範囲は、実に幅広い。私たちはそのデザインという概念をビジネスとして手がけられる環境や立場にある。それはとてつもなく夢のあることなのだと思います。

 

それだけに、既成概念にとらわれない、自由な発想を大切にしていきたいものです。

宮内 尚弥投稿者 

宮内ナオヤです。プランニングとクリエイティブディレクションを担当。得意はコンセプトメイキングと、愛と情熱にあふれたプレゼンテーション。標準語、関西弁、中国語を操るトリリンガル。好きなコト&モノ:スキー、登山、カメラ、自転車、温泉巡り、鉄道、キーボード演奏、ファンクミュージック、スイーツ、白米。

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