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2015年07月19日ブログ
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事情を言い訳に使わない。 自分で自分に「イイネ」ボタンを押せる仕事を。

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関東も梅雨明け宣言が出ましたね。皆様3連休はいかがお過ごしでしょうか。

 

一昨日から始めたアドワークス・ブログ。ここでは、マーケティングやコミュニケーション、プロモーション、クリエイティブといった我々の業務領域に関係するテーマから、日々の出来事で思うことまで、硬軟織り交ぜて幅広い視点で執筆を続けていこうかなと思っています。

 

さて、プランニングやクリエイティブの仕事を長く続けていて思うことがあります。

 

コミュニケーション・プランニングもクリエイティブ・ワークも、プロの立場であれば合格点を取りにゆくのはそれほど難しい作業ではありません。批判を恐れずに言えば、アイデアを安全に着地させるのは、ある程度は経験値とテクニックでどうにかなります。

 

問題は、自分自身で掛け値無しの「いいね」ボタンを押せるかどうか、ということです。与件のすべての課題をクリアした時点で、我々の仕事は基本的には合格点。大切なのは、その上でさらなる「見えない数字」を作っていくこと。すなわち「アイデアをどの高さまで飛翔させ、安全に着地させることができるか」ということだと思います。ハードルを上げてゆくのは、自分で自分に課す宿題。

 

こんな言葉をよく耳にすることがあります。

 

「クライアントが言うからこういう方向にするしかないんですよ」

「予算がないからしょうがないですよ」

 

でもときに、こんな自問自答をすることもあります。

 

「事情を、言い訳に使うな」

 

これは、この仕事をしていて、自分で自分に言い聞かせる言葉です。

 

我々の仕事の本質が、クライアントの目的のためにクライアントの予算で実施する以上、それらが最も重要なファクターであることは間違いありません。でもそれを言い訳にして安易なところで終わらせようとしてはいけないのだ、と。与件をクリアしてそれで終わりか、と。表現者としての勝負はそこからが本番ではないのか、と。お前の表現力はそこが限界か?その先に、もうそれ以上他に表現の方法論は残されていないのか?

 

この作業、実行するとなるとなかなかに勇気がいるし、面倒くさいです。誰かに頼まれてやるわけでもありません。でも、それを怠っているとすぐに腕が鈍る。感性や嗅覚が鈍る。足腰が弱る(いろんな意味で)。

 

少し古い記事ですが、電通CDCの高崎卓馬氏がその点についてこんなふうに語られています。

 

「数字を上げるということは、たぶん簡単な操作でも可能なんですが、その簡単な方向に自分を落とすと、楽に作っちゃう。広告制作の仕事は、できるだけ時間を使って、できるだけ悩んで、人を幸せにする状態を作ること」

「見えない数字に関しては、広告を作るこっちが、作り手のモラルとして勝手にやっておく部分。言葉になかなかできないし、数字にもできない部分ですけど、そういうものが未来の数字を作っていく」

引用元:http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20130130/243037/?P=1

 

まさしくおっしゃる通り。

 

目の前の数字を作るのはマーケッターの仕事。未来の数字を作ってゆくのが、クリエイターの仕事。常に自分で自分を律しながら、胸を張って自分の仕事に「イイネ」ボタンを押していきたいものです。

宮内 尚弥投稿者 

宮内ナオヤです。プランニングとクリエイティブディレクションを担当。得意はコンセプトメイキングと、愛と情熱にあふれたプレゼンテーション。標準語、関西弁、中国語を操るトリリンガル。好きなコト&モノ:スキー、登山、カメラ、自転車、温泉巡り、鉄道、キーボード演奏、ファンクミュージック、スイーツ、白米。

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