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2015年07月17日ブログ
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自社サイトのリニューアルで気づいたこと。 マーケティングも、おもてなしも、原点は「愛」だった。

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こんにちは、プランナー兼クリエイティブディレクターの宮内です。

どういうわけか社員証の肩書きから「プランナー」の表記が抜け落ちてます。まだまだ修行が足りないということなんでしょうか。うう・・・しくしく。

泣いていてもしかたないので前にすすみましょう。ポジティブさだけが私の取り柄なので。

 

さて、このたび当社公式サイトの全面リニューアルという一大プロジェクトの、総監督を務めさせていただきました。

 

総監督———いい響きですね。某アイドルグループみたいですね。センターには立たないんだけどなんか陰であれこれ操ってるぞ、みたいな。

 

ふだん「クリエイティブディレクター」などとカタカナの肩書きをまとっていると、「ボクは軽量アルミボディなので熱いのはちょっと」みたいについスカした感じになっちゃったりしがちですが、「総監督」って漢字で名乗ると、いきなり南部鉄器のやかんになって、思わず「じぶん、熱湯大丈夫っす!」って体育会的気分ですね。

どうでもいい話ですけど。

 

会社のサイトリニューアルの話でしたね。

 

今回のリニューアルの目的ですが、平たく言うと「会社のサイトといえども、会社の紹介だけに終止するのではなく、どうせならたくさんの人が訪れてくれて、ちゃんと読んでもらって、ついでに少なからず誰かの役に立ってみたい」というところを目指したいと思ったわけです。

 

この「誰かに役に立ちたい」という感情は、教育現場では「自己有用感」というそうですね。いわゆる「承認欲求」と少し似ている気もしますが、この2つは微妙に違います。「承認欲求」とは、主語があくまで自分であり、相手がどう感じていようが「とにかく私を認めて」というやや一方的な欲求であるのに対し、「自己有用感」とはいうのはもう少し謙虚で、「相手の感謝や喜びが自己の喜びにつながる」という一面を持っています。少しわかりやすくたとえるなら「承認欲求」は「恋」に近く、「自己有用感」は「愛」に近いと思います。

 

この特徴、最近よく耳にする言葉と似ていますよね? そうです。いわゆる「おもてなしのこころ」です。

 

この原点にあるのは「自分を下にして相手を立てる」という日本の伝統的な倫理観や価値観かと思いますが、「おもてなしのこころ」というのは、ただ単純に自分を卑下しているだけではありません。相手の満足感を得ることこそが実は自己の満足でもあり、ひいてはそれが自己実現につながる、という側面を持っています。これって「愛」なんですね。おもてなしのこころの代表として挙げられる東京ディズニーランドのキャストのマニュアルが最強だと言われている所以は、実はこの自己有用感を高める仕組みにあるとも言われています。

 

私は、この理屈は「マーケティングの原点である」とも思っています。

 

マーケティングの定義は(いろいろありますが)、かなり乱暴に言い放ってしまえば「企業活動を顧客に最適化させる活動」でありその最終目的は「顧客のニーズを満たすこと」に尽きるわけで、それはすなわちニッポンの「おもてなしのこころ」そのものなのですね。そう考えると、従来のマーケティング2.0というのはまだ「恋」の時代であり、昨今叫ばれているマーケティング3.0———すなわち「共創・共生マーケティング」の時代になってはじめて企業と顧客の間が「愛」でつながりつつあるのではないか、とも思えてきます。

 

さて、話が若干飛躍してしまいましたが、「少なからず誰かの役に立ってみたい」という思いではじめた当社のサイトリニューアルの試みが、いつの日か、誰かの喜びや満足に少しでもつながっていただけたら、コミュニケーションビジネスの世界の一端に携わる身としても、素直にとてもうれしく思います。

 

そうそう、南部鉄器のやかんは「ふんわりじっくり温め」しかも「冷めにくい」のが特徴なんですよ。なんちゃって。

南部鉄器

宮内 尚弥投稿者 

宮内ナオヤです。プランニングとクリエイティブディレクションを担当。得意はコンセプトメイキングと、愛と情熱にあふれたプレゼンテーション。標準語、関西弁、中国語を操るトリリンガル。好きなコト&モノ:スキー、登山、カメラ、自転車、温泉巡り、鉄道、キーボード演奏、ファンクミュージック、スイーツ、白米。

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